今日はENTRADAのコーチ陣を集めて、初めて指導者講習会を行いました。
これから人が増え活動が増えていく中で、指導者の目的がぶれないように講習を行っていただきました。
ENTRADAは知的障がい者チームです。
うまくいかないこともあります。でもうれしいこと、楽しいこともたくさんあります。
でも知的であるがゆえの素直さとピュアな心に真剣に向き合えば、理解してくれないことなんて少ないはずです。
講習の課題の発表でゲームをしました。
ちょっと動くのが苦手なS君。どう動いたらいいか、自分のゴールがどちらか曖昧になってしまい、いつも聞いてくれます。
小学校の時にサッカーチームに入ったけど、うまく動けなくていつも泣かされていたと話してくれました。
「お父さんが言うんですよ、邪魔になっているんじゃないかって」
子ども以上に保護者は心配をしますよね。
でもうまい下手じゃなく、S君がいてくれると場が和むんです。
ちょっとした言葉が楽しくて、「来てくれるとうれしいよ」と言葉を返しています。
そんな彼が今日、仲間のパスをきれいにシュートしました。
「わあぁぁぁ~!!」
「S君、やったぁ~!!」
もう体育館が揺れたかと錯覚するぐらいの大歓声があがりました。
S君も大喜び!!
練習中の一本のシュート。
他のチームにしてみればいつもの当たり前かもしれない。
でも!
ENTRADAにとっては特別なことでした。
あぁ、このチームだから来てくれているんだぁ・・・
心がほんわかした時間でした。
いつまでもこの気持ちを忘れずにいてほしい。
初心に戻ってがんばろうと思った日でした。